The Platinum Blonde

「お前の瞳は、何色…というのだろうな?」
突然、ギースが言った。

「はい?」
「いや、ずっと、薄青い…アイスブルーというか、アクアマリンというか、そんな色なのだと思っていたのだが、光の加減や角度によっては"銀色"に見えると思ってな」
 言われてキョトンとするビリーの視界には、ギースの深い青色の瞳がある。
「あんま、深く考えたことはないんですがねぇ。そうやって……」
ビリーは一瞬口篭もる。
「ん?」
「いや、そうやって、…まじまじ見られて言われたことも、無かったですから」
少し照れているだろうか。
「いいですよ?」
ビリーの突然な発言に、今度はギースがきょとんとした。
「あなたが、俺の瞳を銀色だと、そう言うのなら」
ビリーの顔は、まだギースの瞳の中。
「それに、銀色ってのも、ナンバー2っぽくてイイじゃないですか」
瞳の中の顔がにこっと笑んだ。
 ギースは少しだけ、目を伏せて、そして、再び顔を上げて、こう言った。
「お前の瞳は、"青"だ」
少しだけ、口調が急で、ビリーはちょっと面食らう。
「"極上のブロンド"だからな」
くすりと笑んで
「それで良い」
そう言って、一人で満足気に首を傾け、ギースはビリーの瞳を見つめた。

-Fin.-

 この話、考えたときに妙にへこみました。ビリーって、ギースにとって、何番目の存在なのかなぁ、と考え込んじゃって。

 以前からアレなんですけど、私、ブロンドって表現を使うとき、なるべく「髪・瞳・肌」の総ての条件が揃っているのがいいなって言うのがありまして。髪の毛のことだけを表現するのは、ちと避けてみたかったり。

 あと、シルバーブロンドはまんま「色」の意味で受け取ることにしているんですが、ココ最近、プラチナブロンドは、色(白金)の意味合いよりも、「プラチナチケット」とかのプラチナで、「金(ゴールド)」の上を行く「極上」って意味合いが、個人的には一番しっくりくるかと。

 オフィシャルひっくり返った時の逃げ道と取られる可能性があったり?いやいや。

 で、まぁ最初に戻りまして。ビリーが自ら「ナンバー2っぽくて良い」と言った瞬間、ギースがちょっと「ぎくり」として。何番目、とか関係なしに、ギースにとって、ビリーは「極上」なのだ、と。そんな雰囲気を感じていただければ。

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