The Platinum Blonde
「お前の瞳は、何色…というのだろうな?」
突然、ギースが言った。
「はい?」
「いや、ずっと、薄青い…アイスブルーというか、アクアマリンというか、そんな色なのだと思っていたのだが、光の加減や角度によっては"銀色"に見えると思ってな」
言われてキョトンとするビリーの視界には、ギースの深い青色の瞳がある。
「あんま、深く考えたことはないんですがねぇ。そうやって……」
ビリーは一瞬口篭もる。
「ん?」
「いや、そうやって、…まじまじ見られて言われたことも、無かったですから」
少し照れているだろうか。
「いいですよ?」
ビリーの突然な発言に、今度はギースがきょとんとした。
「あなたが、俺の瞳を銀色だと、そう言うのなら」
ビリーの顔は、まだギースの瞳の中。
「それに、銀色ってのも、ナンバー2っぽくてイイじゃないですか」
瞳の中の顔がにこっと笑んだ。
ギースは少しだけ、目を伏せて、そして、再び顔を上げて、こう言った。
「お前の瞳は、"青"だ」
少しだけ、口調が急で、ビリーはちょっと面食らう。
「"極上のブロンド"だからな」
くすりと笑んで
「それで良い」
そう言って、一人で満足気に首を傾け、ギースはビリーの瞳を見つめた。
-Fin.-
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