未遂

  ちょっと前の「寸止め」に引き続き、今度は未遂です。根底のテーマは「怒らせる」。

 1コマ目のビリーはちょっとお酒が入ってます。ギースもそれが解って、「ふざけてるのかコイツ」とちょっとむっとしてます。

 3コマ目のビリーのセリフは、本格的にギースを怒らせちゃうわけですが、このときのビリーの気持ちとして当てはまるものにマルを…モトイ、このときのビリーの気持ちは、半ば悔しさでいっぱいなのです。「寸止め事件」からしばーらくの間、ずっと「何で俺だけこんな思いしてんだよ」と言う気持ちもあり、「いっそのこと、行けるとこまで行ったほうがラクなんじゃねえの?」ど、多少意固地にもなっていたりします。要はビリーこの時点でギースにメロメロ(笑)なんでしょう。

 さて、それをギースがどう受け取ったかというと、「出来もしないくせに言ってんじゃねぇ」とかまぁそんな風に。私脳では、ギースは若い頃に「そっち」のウデも使ってのし上がったヒトだと思っていますので、野望のために上司の誰かさんに抱かれてみる覚悟とか、ちゃんとあったわけです。でも、それは、良い境遇、良い上司に恵まれなかった、苦肉の策。そんな境遇には無いビリーの口から、そういうナマイキなセリフが出たことに、ムカッときたと。

 さらにこの時点じゃァ、ギースはまだ、ビリーに本気でなんかしようとは思ってなかったんじゃないかなぁ。逆にスゴイ大切にされてそう。なるべく、自分と同じ失敗はさせたくないなーって言う思いから。悪ふざけはしょっちゅうだったろうけど。その反動もあって可愛さあまってナントカ100倍、ムカっときて「自分が何を言ったのか思い知れ!後悔しろ!」てなっちゃった。

  ともあれ、今回は「未遂」。未遂だけど、結果的に、気持ちがかなり近くなったんじゃないかなぁ、と、そんな風に思っとります。

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