冷たい炎

 どちらかというと、感情を抑えるのが巧いのはギース様の方かなぁと思い書いてみました。いや、シチュエーションによっては、かな。

 この場合、何があったかといいますと、ビリーがギースに対して、「伝えてはいけない気持ち」を口にしようとしたと思ってください。同人ネタの一編としてみていただけると幸いかと。「あの娘」ってのはもちろんリリィちゃんのこと。

 時期的に、最初の餓狼伝説の直前なのかな。「どうしても止めたい」「離れたくない」ビリーのそんな気持ち。でも、ギースはそのコトバが出てしまう前に、「私の行く手を阻むモノの存在は、何があっても認めない」という態度を全面に押し出します。

「もし、その言葉を敢えて発するなら……」

 誇張ではない。ビリーがその言葉を発したら、必ず実行される、本気の言葉です。揺ぎ無い覚悟と、絶対的な威圧感。しかし、感情は露にしない、恐ろしいまでの冷たい炎がそこにあるんでしょう。

 もちろんビリーは、「その言葉」を発することは出来ませんでした。リリィが大切なのはもちろんですが、それ以上に、「自分にはギースを止める覚悟が無いこと」を痛感してしまったんですね。

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