ギース・ハワード考の中の一つ。餓狼1~2の間くらいの話です。2が終わっちゃうと、今度は3に向けた調整が始まるので、それよりも前。落ちて、怪我が回復しない、ボロボロの状態、ということで。

 動くこともままならないギース。何度か、病室で無理矢理車椅子から離れようとして、そのまま前に倒れたり。そんなギースを、抱えて車椅子にかけ直させていたときに、搾り出すように…「タワーへ…私をタワーへ連れて行け」。

 頂点からの転落、あの男の言葉、あの青年、そして、己の、あの表情……。どちらかというと、突き落とした彼よりも、堕ちた自身に対する怒りと憤りの念が強かったのではないかと。

 こんな風に叫ぶのは、人生で、二度目? ……初めて?

 彼の声は、誰の耳にも届いてない。実際に声を出したのか、出さなかったのか、それすらも。

 この場面で、迷いが一箇所ありまして、ビリーに「外へ出ろ」と促す部分。これを入れるか入れまいか迷っています。ビリーに「見るな」と言ったのか、「見ていろ」と言ったのか。どっちになるのかな。

 書き加えました。やっぱ、ビリーには見ていてもらいましょう。花嫁通過してますからね。この時点で。  痛々しいギースの姿に、思わず目を逸らしかけ、でも……。そう彼は、見ていなくてはいけないんです。真っ直ぐに。総てを。

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